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歌舞伎座で運気アップ!

歌舞伎

歌舞伎座に稲荷神社があるのをご存知ですか?

歌舞伎座の正面向かって右側に「歌舞伎座稲荷神社」があります。

歌舞伎

劇場や興行の無事と近隣安寧の守護として祀られています。
以前は、劇場内にあったので観劇の際にしか参拝ができませんでしたが、今は、道路に面したところにあるので、誰でもいつでも参拝できるのが嬉しいです。

そして、なんと御朱印も貰えるのです。

歌舞伎

歌舞伎座タワーの5階の「楽座」というお土産店に行ってみてくださいね。
こちらも観劇の有無に関わらず、どなたでも上がることができる階上にあります。ここでしか手に入らない勧進帳、藤娘の御朱印帳もあり、表紙の色が金色なので、金運が守られそうですね(#^.^#)

さて、毎月、演目を変えて1ヶ月公演する大歌舞伎。4月の歌舞伎でぜひ見て頂きたい演目があります。

「黒塚」です。

今から約1300年前の奈良時代の「安達ヶ原の鬼婆」伝説が土台となった作品。
簡単にあらすじを紹介すると…。

広いすすきの野原に古びた小屋があり、そこには老女が一人で暮らしていました。その小屋に、諸国行脚の僧である阿闍梨祐慶(あじゃりゆうけい)の一行がやってきて、彼らに宿を貸すことになりました。
僧たちの要望で老女は糸紬の技を見せます。老女は技を見せながら、「父が罪を犯して陸奥をさすらい、夫となった人には捨てられ、人を恨むようになったので来世の望みがない」と心情を話し始めます。祐慶は老女に向かい「どんな悪行を重ねた者でも仏の教えに従えば、来世は救われる」と伝えます。

老女は自分も救われるのだと知り、たいそう喜び、僧たちをもてなすために薪を取りに夜道を出かけるのです。

出かける寸前に、「奥の一間は決して見ないように」と伝えます。

「決して見るな」と言われると見たくなるのが人の心理。見てはいけない一間を覗いてしまいます。なんと小屋の中は、死骸の山でした!老女は人を喰らう鬼女だったのです。

奥の一間を見られたことを知らない老女は、僧の教えに心が救われ笑顔を取り戻し、踊り出します。そこへ血相を変えて逃げてきた一行のひとり「強力」と会い、一間を見られたことを悟り、老女は鬼女の本性を現します。

僧たちの裏切りに怒りを露わにした鬼女。祐慶らも鬼女を退治しようとやってきます。髪を振り乱し凄まじい形相となった鬼女との激しい立廻りの末、高僧の法力で、ついに老女は力尽きて祈り伏せられる…。

歌舞伎※4月大歌舞伎のチラシより、市川猿之助丈

ただ、鬼女という怖い話ではなく、人に裏切られて生きてきた人間の悲哀を残した深みのある作品です。

歌舞伎が初めの方はもちろんのこと、何度見ても「歌舞伎ってすごい!」と思える作品です。

松竹とユニクロのコラボで、黒塚の隈取を押し隈がバンダナとして、販売されたこともある人気作品です。

歌舞伎

 

 

 

 

 

 

 

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古川のりこ
古川のりこ
文化、芸術のクオリティーを高く、そして敷居は低く」をモットーに、 歌舞伎通の方から歌舞伎が初めての方まで楽しめるちょっと贅沢な歌舞伎教室「歌舞伎のいろは」を自主開催しています。「歌舞伎のいろは」は普段立ち入ることのできない、「市川猿之助丈一門及び紫派藤間流」の稽古場や、料亭をお借りして、澤瀉屋の若手歌舞伎俳優 市川猿紫さんに歌舞伎の魅力を毎回、伝えていただいています。出演者と参加者を繋げることを得意とし、司会業、イベントプロデュースだけでなく、コンサルタントしての業務にも日々携わっています。神戸出身。東京在住。80年代の洋楽と歌舞伎が大好きで、子どもに「ハイジが年とったって感じの母です」と紹介される。好きな言葉は、「tomorrow is another day」