毎月開催される大歌舞伎!
二月大歌舞伎の初日夜の部に行ってきました。
夜の部の演目は、
- 一谷嫩軍記 熊谷陣屋(いちのたにふたばぐんき〜くまがいじんや)
- 當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
- 名月八幡祭
演目だけではどんな話が分からないですよね。
では、10秒で解説!
1作目熊谷陣屋
源氏の武将熊谷次郎直実が、敵軍の平敦盛(たいらのあつもり)の命を助けるため、なんとその身替(みがわ)りに、自分の息子の首を切ります。武将として、また親としてわが子の命を自らの手で失ってしまった心情を見事に演技で表現しています。そこが見どころ!
忠誠心からとはいえ、自分の子の首を切り落とす…いや~怖いお話です…。
2作目 當年祝春駒
曽我兄弟(廣太郎・廣松)が春駒売りに身を窶して、工藤(友右衛門)の館へ入り込むという趣向が面白い華やかな舞踊です。
怖いお話の後は、気持ちを楽に舞踊を楽しむ。舞踊ではぜひ女方の一つ一つの所作に注目!ちょっとしたポージングを真似てみたいものです!
3作目 名月八幡祭
綺麗な売れっ子芸者さんは、金の無心をしてくるどうしようもない遊び人の男が好き。そんな男に貢ぐから、金操りに詰まってしまいます。そんな芸者に恋心を抱いていた若者がいまして、彼は故郷の田畑、家屋を売って芸者を助けようとするのですが、「お金はできたから必要ないよ」とあしらわれ、帰る家も失った若者が狂気となるお話し。
モテるのにどうしよもない男に惚れたり、男の心を操ることが自然とできちゃうから、つい田舎から出てきた若者を騙すつもりじゃないのに、騙すことになったりと女って怖い。
いろいろと環境に応じて変化する深層心理を学ぶことができるのも歌舞伎の魅力です。
地雷也本店「てんむす弁当」
さて、そんなこわ~い演目の合間に食べたお弁当は、天むす弁当。
名古屋名物 地雷也本店の「てんむす弁当」が歌舞伎座地下の木挽町広場と劇場内で販売しています。
一口サイズでとっても食べやすいお弁当です。
GINZA KABUKIZA地下2階「木挽町広場」
歌舞伎は見たいけど、まだ見る機会がないという方!

日比谷線東銀座駅直結のGINZA KABUKIZA地下2階「木挽町広場」
ここは、誰でも利用できる歌舞伎に関するグッズ販売広場です!
月によって展示物も変わります。
和風小物もたくさん売っていますよ~。

