だだ今、新国立劇場の舞台MOTHERの稽古中!
久しぶりの舞台稽古になかなか馴染めず、しかも、大阪出身の私が台詞を博多弁にしてみたりと、チャレンジしています。
なぜ大阪弁にしなかったのかというと、大阪弁だとどうしてもお笑いっぽくなるんじゃないかと危惧してしまったからなんです。もう、大阪弁は市民権を得たどころか、大阪弁で話せば、なんだか面白く聞こえるようで、ここは、少し可愛さのある博多弁にしてみようかということで、提案してみました。涙なしでは観られない、特攻隊なストーリーですので。


さて、その大阪弁の話から、今日は、“笑い”と加齢についてのお話です。
先日、大阪の弟がなんばグランド花月のチケットを取ってくれたので行ってきました。大
阪にいた時には、ダウンタウンが漫才をしていた時に、一度行ったくらいでしょうか。あの漫才はまさに天才的でした。
でも、地元だと、わざわざ行かなかったし、なぜ弟が、すごいチケットかわ取れたと大喜びしているのが、あんまりピンときていませんでした。
でもでも、今、なんばグランド花月のチケットは、1ヶ月前でも手に入れるのはとても大変だそうで、弟からチケットを買うのに早めに言ってくれないと困ると言われました。会場に入ってみると、なんと満席!
特にこの日は、ジャルジャル、しずる、ブラックマヨネーズ、大木こだま・ひびきという豪華メンバーで、たたみかけるジャルジャルのスピード感!しずるのじわじわ来る感じ、ブラマヨは安定の面白さ!そして、大木こだま・ひびき師匠は、そこまでの場の温まったところに、独特の名人芸。わかっていても、やっぱり声を出して笑ってしまう、こんなエンタメ、長いお笑いブームからの流れがないとできないものでした。

そこに文珍師匠、そして、松竹新喜劇と盛りだくさん。
もう、何も気にせず大笑い。終わった時には、爽快感だけが残りました。
やっぱり、笑ってる時ほど、幸せはないのはわかっていても、笑ってばかりはいられない。
そして、気がつくと、眉間にシワを寄せてる自分に気がついたりして…
このチケット一枚で、色んなことを忘れて笑ってる自分。そして帰り道は何かしら笑顔が
出ているんだから、このチケットは、お値段以上の価値アリ!
始めは無理に笑ってもいいんです。
口角を上げるだけで、かなり身体にいいホルモンが分泌させるとか聞いています。それは、心が後からついてきても、やっぱり笑う事が身体に良いという事なんですよね。ベストセラーの「シークレット」という本には、笑って癌を消してしまった女性のエピソードも読んだ記憶があります。
この歳になると、シワ取りとか、表面の美しさも大事は大事。でもでも、あの時大笑いして、ふと横を見た時、笑ってるひとの横顔の綺麗さは、なんだか後光が差して見えました。
弟が、がんばって取ってくれたチケット、それは、元気でいる事の大きな大きなヒントでした。
ひょっとしたら、自分の失敗も、笑ってくれている人の優しさに救われていると同時に、
私も、人を笑わせた分、その人を元気にしてるかも、なんて勝手なことを思ったりして。
帰りには、お土産を買って、それをタコ焼きがプリントされているバッグに詰め込んで、
新幹線で横浜へ帰りました。

その中に、あたり前田のクラッカーも(o^^o)懐かしいなんて思ってます!?

今日からも、笑って過ごすと、良い笑いジワができて、それも自分の年輪の1つかなって
思える、今日この頃です。
しかし、今稽古中の舞台は特攻隊の実話!
稽古のたびに色んなシーンを見ては泣き、自分のシーンを終えては泣き、これって、泣いてダイエットになってくれたりしてないかしら…笑
