50代の趣味

歌舞伎の世界 ~女方を知る~

歌舞伎

歌舞伎俳優さんは皆様がご存知の通り、男性ばかり。しかしお芝居には女性の役も必要で、歌舞伎では、女役を「女方(おんながた)」と言います。

では男性の役は?
1600年代には男役を「男方」と呼んだといわれていますが、現在では、男役の俳優さんのことを「立役(たちやく)」と言います。

さてさて、今回は「女方」についての豆知識をお伝えいたします。登場する女方の役は、その年齢や職業などによって、いくつかの役柄に分類されます。

女方いろいろ

傾城(遊女)

高い品格と教養をもった遊女の役柄を「傾城(けいせい)」と呼びます。
花魁(おいらん)を思い浮かべて頂けたらイメージしやすいですよね。

赤い振袖や打掛を着ている役が多く、これらの役を「赤姫」とよんでいます。

庶民の娘の役柄ですが、さらに都市の商家の娘である「町娘」と、田舎に住んでいる「田舎娘」などにも分類されます。

悪婆

これはですね、悪いことをするお婆さんではなく、惚れた男性のためにお金や宝を盗んだり、人を殺めたり、悪事を働く中年の女性のこと。

華麗に加齢の私たちは悪婆にならないように気を付けましょう(#^.^#)

女房

これはわかりやすい!結婚している女性のこと。

などなど。

女方=なよっとした感じと思われる方もいらっしゃいますが、実は体力がいります!
特に、女方の衣装の中でも最も重たい傾城の「揚巻」衣装の重さは、うちかけ9.6Kg、その下に着るうちかけ6.0Kg、俎板帯5.4Kg、胴抜7.2Kg、鬘2.2Kg、下駄3.1Kg。

衣装だけで28.2Kg、鬘や下駄をあわせたら33.5Kg!
これを身につけて芝居をするのです。
体力のある男性でないと無理だな~っていつも思います。

そんな女方が出来るまでを見せてくれるイベント情報を今回はご紹介いたします。

伝統芸能へのお誘い

歌舞伎 歌舞伎

学習院桜友会募金委員会主催の「伝統芸能へのお誘い」。
ここでは、歌舞伎の見方、女方の出来るまで見せてくれます。

まだお席に余裕があるそうです。
ぜひ、ご覧になってくださいませ。

日時:2019年3月9日(土)13:00~15:00
場所:学習院百周年記念会館正堂
参加費:5000円
※収益は全額、桜友会を通じて学校法人学習院への寄付となります。

お申し込みお問い合わせは
学習院桜友会募金委員会
Mail: sat06ya@yahoo.co.jp
TEL: 080-1087-2613  ※メールにて申し込みをお願いいたします。

ABOUT ME
古川のりこ
古川のりこ
文化、芸術のクオリティーを高く、そして敷居は低く」をモットーに、 歌舞伎通の方から歌舞伎が初めての方まで楽しめるちょっと贅沢な歌舞伎教室「歌舞伎のいろは」を自主開催しています。「歌舞伎のいろは」は普段立ち入ることのできない、「市川猿之助丈一門及び紫派藤間流」の稽古場や、料亭をお借りして、澤瀉屋の若手歌舞伎俳優 市川猿紫さんに歌舞伎の魅力を毎回、伝えていただいています。出演者と参加者を繋げることを得意とし、司会業、イベントプロデュースだけでなく、コンサルタントしての業務にも日々携わっています。神戸出身。東京在住。80年代の洋楽と歌舞伎が大好きで、子どもに「ハイジが年とったって感じの母です」と紹介される。好きな言葉は、「tomorrow is another day」