50代の旅行

オトナだから中国へパンダに会いに行くのもいいんじゃない? 〜四川省成都への旅のススメ

上野公園のパンダの繁殖状況が大きくニュースになる昨今。

記憶に新しいシャンシャン(香香)ブームはすごかったですね!
今でも毎日ウォッチングしている人がいて、毎日その姿をネットで楽しんでいる人もいます。

残念ながらシャンシャンは協定により2歳になったら中国に送られてしまうのだそう。

実は私はカンカン&ランランの頃に上野動物園の近くに住んでいて、気が向けば自転車を飛ばして動物園に行っていたので、特別パンダに想いがないのですが…。

そんな私もさすがにテンションが上がった中国のパンダちゃんたち!

オトナですから、ここは贅沢に中国までパンダを見に行ってみませんか?

四川省成都にある成都大熊猫(ジャイアントパンダ)繁育研究基地でパンダに会おう!

中国の成都(せいと)という都市はご存知でしょうか?
中国語では「チェンドゥ(Chéngdū)」と言います。

成都は四川省の省都であり、「成都」よりも「四川」の方が通用しているでしょう。
まさに「長野」と「信州」のような?(笑)

中国のほんの一部の地域(主に四川省、陝西省と甘粛省の6大山系)に分布しているパンダ。
現在では生息地域の開発が進み、繁殖が難しくなってきたために、中国国内40カ所にパンダ保護区を設けて保護しているんですね。

四川省のジャイアントパンダ保護区は2006年に世界自然遺産に登録されました。

保護施設のうちのひとつ、一番市街地から行きやすいのが成都大熊猫繁育研究基地でしょう。
ここはパンダの繁殖に関する研究はもちろんのこと、パンダに関する教育観光地として世界的に有名です。

成都大熊猫繁育研究基地で会ったパンダたち

いやいや、もうウンチクはいいから可愛いパンダを見せてよ!

はいはい、お見せしましょう。

基地内にはいくつものパンダ場があり、どのパンダ場のパンダが見られるかはわかりません。
日本のように見通しの良いお部屋にいるわけではなく、自然に近い状態の広いスペースに自由にいるので、人間から見えるところにいたらラッキーという感じです。

と聞いていたので、初っ端のパンダ場にいいポジションでいらっしゃったなんて、それだけで大興奮。
もう、入園料の元はしっかり取れた!と。

このパンダの正面で見ていたら、飼育員らしい人がやってきて、竹竿にエサを刺してするすると中へ差し出したのです!


するとパンダが両足で立ち上がって、エサを取ろうとする。
なんて貴重なシーンなのでしょう。
パンダが釣られているようにも見えるよね。

その姿は愛らしくもあり、逆に「ガオーッ」って言っている凶暴なクマを思い浮かばせもします。

エサを器用に食べる姿、その後お散歩する姿、

竹をひたすらバリバリと割き続ける姿、


体をこする姿、眠る姿、

と、この子は色々な姿を見せてくれました。
いつまでもそこを離れがたい。

おかしいな、「パンダなんて…」って思っていたのに、めちゃくちゃ興奮してるじゃん、私(笑)

パンダ場には名札が掲げられていますが、この子がどちらの子かはわかりませんでした。


和歌山アドベンチャーワールド生まれの幸浜(こうひん)だとしたら、さらに興奮だわ!(1頭ずつ体に名札がついていたらいいのに…)

もうお腹いっぱい。
もう大満足。
もう順路にそって出口に向かおう。

と歩いて行くと、またしても人だかり。
人だかりがあるところにはパンダがいる。

かきわけてのぞいてみると…。
いる!

もうお腹いっぱいで大満足のはずが、また釘付けになる。

今度は木に登っているじゃないか。あああ、落ちそうだ!
「あーーっ!」と歓声が上がる。
(言葉が違ってもこういう叫び声って同じなのね)

ここは生後2年ほどの若いパンダたちのパンダ場。
サル山のようにあちこちにいて、ゴロゴロとしている。

木に登っていた子も、お昼寝。

わざわざ寝ている子の横へ行って、寄り添って寝るなんて、萌える♡

動いていなくてもずーっと見ていたい。

よし、もう帰ろう。
もう十分だ。
思い残すことはない。

と、さらに出口方面に向かうと…。
いる。
いた。
見たい。

で、見ていると、今度は斜面を転がり落ちていったり、飼育員さんに抱かれて連れて行かれたり、また違うパンダが見られるから、なかなかその場を去れない。

隣にはとても大きなパンダがウロウロしているのも見えるし、あぁ、どうしようと自分がパンダ舎の中のパンダのようにウロウロとしてしまう(笑)

満足しすぎて、レッサーパンダを見に行くのを忘れました…。
(レッサーパンダもかなり可愛いらしいです)

途中、パンダと熊とレッサーパンダの骨格を見ながら違いを解説をしてくれるコーナーがありました。

パンダって色が白と黒で可愛く見えるけど、やっぱりそこは熊なんだな、と。
(私はふと「なんだかんだ言ってもこいつはもとは肉食獣の熊なんだよな…襲われれば死ぬもんなー」と冷めた目で見ることがあるので、ここで改めて実感した)

さらに生まれたてのパンダの大きさや重さを体感させてもらいました。

パンダの赤ちゃんがとても小さいということは知っていたけど、実際に手にしてみるとその小ささを感じることができて興味深かったわ。

伺ったのは2018年12月。
比較的温暖だと言われている成都ですが、この冬は特別寒いようで。

厳しい寒さの日が続いた、ある日曜日。
曇天が名物の成都にしては珍しく青空が見えて、朝からぽかぽかと暖かい日差しが差していました。

そんな日だったので、特に元気だったのでしょう。

一般的には午前中の方が良いとのこと。
午後にはみんなお昼寝をしてしまうから!

ちなみに私たちが見ることができたパンダがお食事していた時間は12時15分でした。

あまり近くで見られなかった時のために、いっぱい望遠ができるカメラを持って行ったのですが、近すぎてこんなショットが撮れちゃうくらい。

パンダの元気な姿をたくさん見ることができてラッキーでした。

ちなみに現在パンダを抱っこできるのは、成都周辺では都江堰基地と臥龍基地の2ヶ所だそう。
ボランティアの一環、基地への寄付ということで抱っこして写真撮影ができるもの。

注意事項も多く、事前の準備も必要、ん万円という金額で少しハードルが高め。
もし行くのであれば、ツアーを利用していくのが良さそうです。

成都大熊猫繁育研究基地へはどう行ったらいいの?

成都市内より直通のバス(景区直通車)の利用が便利でしょう。


市内の主なスポットから乗ることができます。

また、地下鉄3号線(ピンク色)に乗って「熊猫大道」駅で下車しA出口を出て、D025路または198路バス(「银杏园公交站」方面)で行けます。
「熊猫基地」で下車すると反対側に基地があります。

また駅の付近からいくつかの旅行会社の無料送迎バスを利用することもできます。

バスを降りるとパンダのぬいぐるみや、パンダになれちゃう帽子やヘアアクセサリーなどを売りに来る人たちがどっと寄ってきます。

しかし、商品の品質も怪しそうだし、金額が言い値でもあるのでそこは心を強く持って振り切る。

コツは物を見ないこと。
売り子と目を合わさないこと。
歩調を緩めないこと。

基地内にも売店があるので、そちらで買う方が良いでしょう。

成都へはどう行ったらいいの?

あまりなじみのない都市かもしれませんが、成都の成都双流国際空港へは日本から直行便が就航しています。

成田空港からは中国国際航空(CA)、全日空(NH)、四川航空(3U)の3社の便があり、毎日運航。
往路は6時間、復路は4時間30分です。

関西国際空港からは中国国際航空(CA)と四川航空(3U)の2社の便があり、火・木・土・日に運航。
(2019年1月現在)

上海(虹橋、浦東)を経由して行くのが金額的にも時間的にも妥当なようです。

私は成田からソウルの仁川空港経由のアシアナ航空で行きました。
他には北京、アモイ、マカオ、香港などを経由する便もあります。

安く行くなら重慶まで春秋航空に乗って、その後新幹線で行くという手もあります。

成都は他に見どころはあるの?

成都市内だけでもたくさんの見どころがありますよ。

明や清時代の建築で時代劇の舞台のような、ちょっと浅草っぽさのある錦里(ジンリ)古街。

レトロだけどモダンでおしゃれな清時代の街並みが残る、食べ歩きが楽しい寛窄巷子(カンサクコウシ)。

三国志ファンにはたまらない武侯祠(ブコウシ)。

仏教の文殊院。

道教の青羊宮。

チベット人街。

人民公園や

文化公園など公園もたくさんあります。

また、よく知られている茶藝のフォーマンスや

変面ショーや

飴細工は

ここ、成都で見ることができるものですよ。

成都では何を食べたらいいの?

もちろん四川料理でしょう。
「川菜(チュアンツァイ、Chuān cài)」と呼ばれます。

唐辛子や花椒(中国の山椒)が多用された料理で、日本でも辛いことで良く知られていますね。
酸(酸味)・辣(辛味)・麻(しびれ)・苦(苦味)・甜(甘味)・香(香り)・鹹(塩味)の7つの味で成り立ちます。

麻婆豆腐、担々麺だけではなく、私たちがよく知っている回鍋肉、青椒肉絲、棒棒鶏、乾燒蝦仁(日本のエビチリ)、酸辣湯も四川料理です。

中華料理好きな人にはファンも多い「よだれ鶏(口水鶏)」も四川料理。

もちろん辛い麻辣火鍋も四川名物ですが、麻辣燙または串串香(串に刺してある具材を煮てもらう)や

冒菜(ひとりずつ具材を選び煮込んでもらう)

といった鍋が成都独自のものです。

中国人は「四つ足は机以外みんな食べる」と言われていますね。
四川省ではウサギがポピュラーなようです。

2種類の味付けで、頭がきれいに並べられて売られています。

成都では何をお土産に買ったらいいの?

パンダグッズがいたるところで売られています。

やはり唐辛子や花椒、豆板醤でしょうか。

陳麻婆豆腐の素は辛いもの好きさんはチャレンジしてみるといいかも?

実際に食べましたが、ヒーヒーです!

スープを固めたような火鍋の素もスーパーの一角を占めるほど多く売られています。

四川省の峨眉山は緑茶の名産地なので、お茶もおすすめ。

「茶座」という屋外でお茶を楽しむ文化もあり、お茶菓子の種類も豊富。

こんなに並んでいたら,ワクワクしますね!

カルフール(家楽福)などの大型スーパーの食品売り場が楽しいですよ。

気になるトイレ事情

市内の駅や新しい建物のトイレは、俗にいう「ニーハオトイレ」ではありませんから安心して。
きちんと個室になっています。
(ただ、入っている人が必ず鍵をかけているとは限らない…)

和式のようなトイレが主流です。


紙は流さずに個室内にある汚物入れに入れましょう。

清掃員がいるところも多いです。
しかし「排泄物は汚いものではない」と思っている中国人はまだ多いみたいで。
トイレの使い方のモラルを疑うシーンもあるので、個室の扉を開けるときには一応の覚悟が必要かも。

成都大熊猫繁育研究基地のトイレは洋式もあり、きれいです。

中国人憧れの温水洗浄便座ですよ。

オトナだからパンダに会いに中国に行くのもいいんじゃない?

成都は「中国で最も幸福感のある都市」という称号が与えられているほど、言われている中国の良くない印象よりもずっと過ごしやすい都市でした。

人は優しく、街も人も比較的垢抜けていて、ゆとりのある生活をしている印象を受けます。

日本の銀座とも言える最大の繁華街「春熙路(チュンシールー)」にはブランドショップが並び、ショッピングモール内のテナントもとてもおしゃれ。

日本の地方都市の繁華街にいるかのような錯覚を覚えることも。

四川省にあるほかの世界遺産、「九寨溝の渓谷の景観と歴史地区(1992年、自然遺産)」、「黄龍風景区(1992年、自然遺産)」、「峨眉山と楽山大仏(1997年、複合遺産(自然・文化))」、「青城山と都江堰(2000年、文化遺産)」へのアクセス拠点でもあります。
時間があれば、足を伸ばして行ってみるのも良いでしょう。

成都大熊猫繁育研究基地に行くのに、特に中国語ができないととても困るということもありませんでした。
もちろん、基地内でもほぼ大丈夫かと。
日本語が書かれている案内板もあります。

基地内はとても広く(言わば、パンダだけのサファリパークみたいなものだから)、順路に沿って歩くとかなりの距離になります。

距離が長いだけでなく、標高差もあるので、坂や階段が多いです。
園内にはカートがありますが、休日には長い行列ができます。
歩きやすい靴を履いて行くと良いですね。

和式が多いトイレ事情も含め、足腰が元気なうちに行きたいところ。

ぜひ、中国へ可愛いパンダに会いに行ってみませんか?

成都大熊猫繁育研究基地の詳細

名称:成都大熊猫繁育研究基地
住所:四川省成都市成华区熊猫大道1375号 邮政编码: 610016
グーグルplus code:P4MW 58 成華区, 中華人民共和国 四川省 成都市
電話番号:+86 28 8351 0033
ホームページ:http://www.panda.org.cn/日本語あり
開園時間:7:30〜18:00(チケット購入は17:00まで)
入園料金:55元
(2019年1月現在)

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華麗に加齢 編集部
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